アドラーの心理学を恋愛や彼女作りに取り入れると?男磨きに最適な心理学だった
恋愛を学ぶ人が必ず通る道が心理学です。
心理学を身に付ければ素敵な彼女が出来る!と考えている人が多いのですが、そんな事はありません。
もし心理学で素敵な彼女が出来てモテるのであれば心理学者はみんな最強のモテ男になっています。
心理学は恋愛の手助けになるものではあっても必勝法ではありません。
むしろ「どう使うか?」が問われる事になります。
今回の記事ではアドラーの心理学を恋愛で使うにはどのような形になるのか?
ここに着目した記事になります。自分を変える事を前提にしている心理学なので「男磨き」と相性のいい心理学になります。
アドラー名言集
- 勇気は喜びによってのみ育まれる。
- 自己受容は幸福への第一歩である。
- 人は自己の目標に向かって生きる。
- 失敗は勇気が不足している証拠である。
- 人生の意味は他者への貢献にある。
- 自己愛は他人との共感を妨げる。
- すべての問題は対人関係の問題である。
- 勇気なき者はいつも何かを恐れている。
- 子供は愛情を感じなければ成長しない。
- 目標に到達するためには、自己の変革が必要である。
- タスクを避けることは自己成長を妨げる。
- 幸せは他者との関係の中に見出される。
- 人間は自らの運命の建築家である。
- あなたのために他人がいるわけではない。「〇〇してくれない」という悩みは自分のことしか考えていない何よりの証拠である。
- 叱られたり、褒められたりして育った人は、叱られたり、褒められたりしないと行動しなくなる。そして、評価してくれない相手を、敵だと思うようになるのだ。
- ほかの人の自分に対する評価は、その人の個人的な意見であり、自分の評価そのものには、関係しない。
- 自分の不完全さを認め、受け入れなさい。相手の不完全さを認め、許しなさい。
- 他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である。
- 「仕事で失敗しませんでした。働かなかったからです」「人間関係で失敗しませんでした。人の輪に入らなかったからです」。彼の人生は完全で、そして最悪だった。
- カッときて自分を見失い怒鳴ったのではない。相手を支配するために、怒りという感情を創り出し利用したのだ。
- 人は失敗を通じてしか学ばない。
- 失敗を経験させ、自ら『変わろう』と決断するのを見守るのだ。
- 陰口を言われても嫌われても、あなたが気にすることはない。相手があなたをどう感じるかは相手の課題なのだから。
- 人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は「解説」になっても「解決」にはならないだろう。
- それが「あなたの課題」ならば、たとえ親に反対されても従う必要はない。自分の課題に足を踏み込ませてはいけないのだ。
アドラーの心理学は男磨き、自分磨きに最適な心理学だと感じでいます。アドラーの心理学の言葉だと知らないとしても、ここに書かれている名言も見聞きしたものがありませんでしたが?男磨きやマインド発信の元になる心理学と言っても過言ではない部分もあります。
恋愛へのマインド等様々な点でお役立て下さい。
心理学がベースになっているので難しい内容もありますが、集中モードでお読み下さい。
※アドラー心理学の専門家ではありません。個人的にセミナー等で15年以上学びそれを恋愛に落とし込んだ内容になります。学問的に学ぶ目的ではなく、恋愛を上手く進める為に取り入れる考え方や具体例を経験を元に記載しております。
心理学者アルフレッド・アドラーとは?
アルフレッド・アドラー(Alfred Adler、ドイツ語発音: [alfreːt aːdlɐ] アルフレート・アードラー、1870年2月7日 - 1937年5月28日)は、オーストリアの精神科医、精神分析学者、心理学者。ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。
初期の頃のフロイトとの関わりについて誤解があるが、アドラーはフロイトの共同研究者であり、1911年にはフロイトのグループとは完全に決別し、アドラー心理学(個人心理学)を創始した
フロイトはアドラーの説が無意識と性欲を無視しており、心理学を生物学と生理学に従属させる「反動的で退化した一般心理学」に過ぎない、として激しく批判する。アドラーもフロイト理論を信じられなくなっており、同年、主だった仲間と共に自由精神分析協会を設立(1913年に個人心理学会へと改称)[1]、ウィーン精神分析協会を脱退する。フロイトらの学説とは完全に袂を分ち、翌1912年に『神経質について』を出版した。
ウィキペディアからの引用ですが、なにやら難しい事が書かれていますね。
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠と言われていますが、日本では無名に近い心理学者がアルフレッド・アドラーになります。
書籍やドラマで「嫌われる勇気」以降日本でも多くの人に知られ、アドラーの心理学に興味を示す人も増えました。
今では多くの方に知られている心理学者だと思っています。
すべての悩みは対人関係にある
えっ!他にも悩みがあるよ!と感じると思います。
僕も最初は腑に落ちませんでした。
わかりやすく言うと「お金の悩み」と比較して考えていました。
このような事をアドラーは言っています。
さっそく衝撃的な本質的な言葉が出来てきましたね。
恋愛でもこのような事が起こっていませんか?
- 好きな女性との関係
- 告白した時の周りとの関係
このような事を怖れて自分の事を嫌いになっていませんか?
自分を嫌い自分の殻に閉じこもる。
対人関係を避けていますよね。
わかりやすい言葉で表現すると「非モテコミット」が当てはまるかな?と感じています。
この言葉を「劣等感」とも言えますね。
劣等感はあなたの主観的な思い込み
劣等感は何処から出てくるのでしょう?
その根源である出所は「自分の主観的な思い込み」になります。
あなたは恋愛でどのような時に劣等感を感じますか?
- 可愛い彼女がいる同年代を見た時
- 街中で可愛い女の子を連れている男を見た時
- 自分の身長が低い所
- イケメンではない所
- 肌が汚い所
- 収入が低い所
劣等感を感じる要因は人により様々です。しかしこの全てが主観的な思い込みからきているとアドラーは唱えています。
現在使われている「意味合い」での「劣等感」を使ったのがアドラーが最初の人だと言われています。
「価値」が「より少ない」「感覚」
このような表現をされています。
つまりは、劣等感の正体は自分の価値を自分でどう判断しているのか?
ここに集約されてきます。
「自分には価値がない」「所詮この程度」と決めている感覚は自分の主観が根源になります。
ここで感じて欲しいポイントが自分の主観であれば自分次第で変える事が出来る事になります。今までの恋愛への感覚に変化を起こせるのは自分でスイッチをいれる事ができます。他者ではなく自分で決めていける恋愛の未来!控えめに言っても最高ですよね?劣等感の根源は主観的な思い込み!
「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」が僕たちを悩ませる
劣等感として僕たちを悩ませるのは外的要因からきていると勘違いしがちですが。主観的な解釈がどのように行われるか?ここに悩みの根源があります。
恋愛の悩みとしてよく聞く内容ですが
「彼女いない歴=年齢」
自己評価が下がるポイントだと思います。
周りから見たらどう思われているのだろう?
モテない可哀相な奴と思われていないのか?
このような事が劣等感の悩みの原因になっている人が多いのですが、本当にそうでしょうか?
- 俺は本当に好きな人と付き合いたかった!1本筋が通った男カッコよくないですか?
- 他の事に夢中になり恋愛どころではなかった!やり遂げる姿勢カッコいいです。
※女性が寄り付かなかったと考える人もいてますが、これは自分ではなく他者の事になるので関係ありません。
現実的に彼女がいない客観的な数字の部分(年齢だけ彼女がいない)でも劣等感を感じる内容になるかもしれませんが、その事実に対して自分がどう解釈してどんな自己評価を下すのか?それにより劣等感が劣等感ではなくなります。客観的な「劣等性」ではなく、主観的な「劣等感」として受け取った時に自分の主観として自分の中に落とし込まれていきます。
主観的な解釈としてどう受け取るのか?
ここをマイナス要素として受け取った時に、「劣等感」として自分の中に残っていきます。
物事の「プラス要素」と「マイナス要素」は表裏一体の部分であり、思考の問題です。
ここを上手く扱えるようになると劣等感から解放された恋愛を進めて行く事ができます。
価値とは社会的な共通認識と相対評価
先程のお金の話しになりますが、「すべての悩みは対人関係にある」これってお金の場合は違うんじゃない?
この部分についてです。
少し恋愛から内容はかわります。
例えば為替は常に変動します。
その国の情勢や出来事や未来や様々な要素で価値が変動していきます。まさしく相対評価で価値が決まっていきます。
お金があれば「あれが出来る「これも出来る」様々な感情が出てくると思います。
しかし「お金」の価値は人と生きる中での共通認識として成り立ちます。
- 1円→約3円
- 10円→約7円
- 100円→約15円
製造原価としての比較になります。1円は実は1円以上の価値があり、10円は10円の価値がありません。また100円になると大きな差が出ています。それぞれ金額に応じた価値とはズレが生じています。
共通認識として1円は1円、10円は10円、100円は100円と認識しているので世の中の経済は成り立っています。
しかし、これが人が自分しかいない世界であればどうでしょう?
お金その物が必要なくなります。
そこに共通認識は存在しません。自分の主観の解釈のみになります。
このような観点で見た時に「お金」その物の価値が崩壊します。そうなると「お金」で悩む事はなくなります。
お金の先に人がいて、サービスを受ける事や物を買うのにお金が必要になります。
そこには「人」が関わっている事になり、「対人関係の悩み」と言い換える事ができます。
恋愛の話しとは少し遠ざかりましたが、この様な部分から「すべての悩みは対人関係にある」と言えます。
すべての悩みは対人関係にある!恋愛でまとめると
恋愛での悩みは全て自分の主観が生み出している事になります。
彼女がいないのも、行動できないのも全て主観的な自分の悩みが原因になります。
悩みの根源が自分にあるのはラッキーです。
すべて自分で解決する事ができます。これが恋愛マインドを作り上げる基礎にも繋がっていきます。
客観的な事実がそうであっても、例えあなたが望まない事実であっても、その内容を自分がどのように解釈するか?問題はここにしかありません。問題の解釈を自分が前を向ける解釈に変化させていきましょう。
また共通認識が世の中を作っている、自分の世界観を作っているのは間違いありませんが、その中でも主観的にどのように受け取っていくのか?この部分を大事にしていきましょう。
アドラーの唱える共同体感覚とは?
ここまでの内容で「すべての悩みは対人関係にある」この部分を知ったと思います。
では次は「どうすれば満たされるんだよ!」このような疑問が生じてくると思います。
そこでアドラーは「共同体感覚」と言う言葉を残しています。
共同体感覚とは、共同体感覚が満たされていると人は幸せを感じる事が出来ます。逆に満たされていないと寂しさを感じたり、辛さを感じたり、心に様々なマイナス要素を作り上げる事になります。
ではどのような事を共同体感覚と呼んでいるのか?
- 自己受容
- 他社信頼
- 貢献感
共同体感覚はこのような形で日本で表現されています。
この3つの事を高めていく事で問題を解決していく事ができます。
自己受容
自己承認と似ている内容になるのですが、自己受容とは自分の良い部分も悪い部分も含めて自分にOKを出せる状態であり、良い部分を肯定する自己承認とは違う物になります。客観的な評価としてではなく、先ほどまで書いていた通り主観的な解釈が作り上げていきます。みんなに憧れられるのに自己肯定感が低い状態は自己受容が出来ていない状態の事を言います。
他者信頼
他社信頼は言葉の通り他社を信頼する力になります。自分の事しか信用できない、人に任せる事が出来ない状態は他社信頼に欠けていると言えます。常にどこかで寂しさや孤独を感じ満たされた感覚にならない。このような事が起こる事になります。
貢献感
「貢献感」とは「貢献度」とはまた違います。貢献度は物事に対して数値化されている事で「事実」になります。そこに対して「貢献感」は物事に対してどれだけ自分が貢献したのか?の主観的認識になります。貢献感は自分で決める事ができる感覚になります。グループの中で「自分なんて」と感じている人は貢献感が低い状態になります。自分を投げ売って貢献度を上げるのではなく、自分の貢献感を上げる為に行動をする。
この3つの要素を自分に取り入れて恋愛に取り組む事が、メンタルの部分やマインドの部分に大きな影響を与えていきます。
- 自己受容→女性からの評価が気にならなくなり自信のある男になる
- 他社信頼→信頼する事で信頼される男になる
- 貢献感→サンクコストがかからず相手の為の行動がとれる
なんか恋愛に強くなれそうな気がしてきませんか?
課題の分離
「共同体感覚」と言っているアドラーが「課題の分離」についても話しています。
わかりやすく言うと
- 相手の問題
- 自分の問題
この2つを分離して考えましょう。このような考え方になります。
もっと詳細な所になると「相手の問題には介入しない」そして「自分の問題にも介入させない」このような強い言葉になります。
人間関係のトラブルは相手の課題と自分の課題の線引きが出来なくなった時に起こります。
彼女の夜遊びが気になる
このような事がカップルの中で起こったとします。この時の気持ちとして男性は以下の気持ちになります。
- 浮気しないか不安になる
- 他の男に取られないか不安になる
- 1人で楽しんでいるのが気にくわない
- 自分だけが彼女を楽しませる存在でいたい
この問題は全て自分の問題であり、彼女の問題ではありません。このような感情を持ち込んだ時に喧嘩の原因になっていきます。
その場では喧嘩にならなくても蓄積されていきいつか爆発する事になります。
自分の課題は自分でコントロールをする事ができます。でも相手の問題は自分でコントロールできません。自分でコントロールできる部分に着目していくのが男磨きに繋がっています。この場合魅力的な男になり彼女を魅了できる男になればこのような悩みからは解放されていきます。
相手の問題と自分の問題を線引きして関わる恋愛を目指して下さい。
例えば彼女の「為」になりそうな話しを彼女にしたとします。この時に行動を起こさない彼女にストレスを感じる事はありませんか?この感覚を彼女が大事だから教えてあげよう【貢献感が満たされる】ただし、それを選ぶかどうかは彼女の判断になる。このように解釈するとどうでしょう?ストレスも感じなくありませんか?
そしてこのように強制しようとする感覚ではなく選択させる感覚を持つ男性って魅力的に感じませんか?心の広さや余裕を感じる男に見えませんか?
健全な人間は相手を変えようとせず自分が変わるとも言っています。
恋愛でも信用と信頼を使い分ける
またややこしい話しになるのですが、これは日頃使っている言葉としても違いがあります。
漢字って非常によく出来ています。
- 信用→信じて用いる
- 信頼→信じて頼る
同じような意味として使っていたかもしれませんが意味合いは大きく違う感じがしませんか?
これは漢字の意味合いなのですが、アドラーはどのように表現しているのでしょう?
- 信用→条件付きで相手を信じる事
- 信頼→裏付けや担保なしに信じる事
このような表現で使われています。
これをアドラーは「勇気づけ」と表現し、無条件の信頼と尊敬が大事だと言っています。
世の中的に「○○な人だから信用できる」「○○をやってきた人だから信用できる」これは全て前提条件があり成り立っています。これが信用です。信頼とはこの前提条件がなくなってもその人の事を信頼する事になります。この気持ちに人は「勇気」を貰う事ができ、良好な人間関係を作っていく事ができます。
前提条件がない人間関係って心地よくありませんか?
あなた自身の魅力を感じてくれている感じがしませんか?
このような人間関係を作ろうとすると「裏切られる」事もあります。この時にどう考えるのでしょうか?
ここまでの内容を思い返してみましょう。
そうです!
- 課題の分離
- 貢献感
- 自己受容
- 主観的な解釈
この辺りの内容が頭に浮かびませんでしたか?
この記事を読み進めている事でどんどんアドラーの心理学が吸収されていってますね。
目的論と原因論
次は目的論と原因論についてです。
かなり重要な項目になりますので、心して読んで下さい。
心理学界の三大巨匠と言われているユングやフロイトは→原因論
アドラー→目的論
このような分類をされています。この論調の違いが別々の道を選んだ理由とも言われています。
原因論とは過去の出来事が現在の状況を作っていると考えの事を言い、アドラーはこの原因論を否定し目的論を提唱しました。現在、行動できない原因を過去に求めるのか?未来に求めるのか?このような違いになります。
それでこれってどう違うの??
例えば彼女を作りたいと思っているのに行動出来ない人
原因論
彼女が欲しいのに行動出来ない男性は、過去の恋愛にトラウマがあると考えるのが原因論になります。過去にあった何かの要素で動けなくっている。だから過去のその部分を改善し行動できる男になろう。心理学のカウンセラーも基本的にはこの形でカウンセリングする事が多いと思います。
目的論
彼女が欲しいのに行動出来ない男性は、未来に傷つく自分を避ける為に本当は恋愛をしたくない。その為にその感情を作り出し動かない自分を正当化している。「傷つきたくない目的」を叶える為に動けない理由を作っているとの考え方になります。
読み比べてみると大きな違いがある事を感じたと思います。
日本での主流の考え方としては「原因論」になっていると思います。
周りを見渡しても原因論で語っている人ばかりだと思いませんか?
そこに目的論の思考を取り入れる事により、解決できる問題も多く出てきます。
個人的にはどちらの思考も行いますが、目的論で考える方が行動できるように感じています。
上手くいかなかった事の原因を追究した時に出てくるものは「自分が至らなかった」所がでてきます。
ここが余計に動けない原因になる事もありますからね。
感情すらも使うと認識するアドラー心理学は非情に面白いですね。
悪い行動ではなく「不適切」な行動と解釈する
アドラーの心理学では「悪い行動」とは言いません。「不適切な行動」とと言っています。
不適切な行動の定義を「共同体に破壊的はどうか?」ここを判断軸に「適切」「不適切」を分けてます。
「良い」「悪い」を判断軸に使う事が人は多いですが、「適切」「不適切」を判断軸に使うといいと思っています。
そして人が不適切な行動を取る理由としては「適切」な形で目的を達成する勇気がないから「不適切」な行動を取ると考えます。アドラーは「目的論」で考えるので不適切な行動を取るのは何か目的があると考えます。
不適切な行動の5段階
これは恋愛が望む形に進んでいない時の当てはめると伝わりやすいと思います。
恋愛では自分が望む形に進まない場合「不適切」な思考や行動になります。
1. 称賛を得る
賞賛を得ること(褒められる・認められる)を目的として行動する事から第一段階が始まります。アドラーは「称賛を得る目的の行動」を不適切な行動であると考えます。賞賛を求めて子どもがゴミを拾った場合、人が見ていなければ、ほめられなければゴミを拾わない子どもになってしまうので、そのような目的ではなく、共同体にとってプラスとなるからゴミを拾うのが適切であると考えます。善良に見える行動も目的次第でその内容は変わります。「彼女が称賛を求める」「あなたが彼女に称賛を求める」このような事が多い場合は長期的な目線では問題を秘めていると言えます。
2. 注目を集める
注目を集める目的の為に叱られようとすることがあります。恋愛では怒らせる行動も含まれていると思っています。 適切な手段を知らないから不適切な行動を使い相手との関係性を持とう、このような考えから起こる事です。注目を集める目的があるので、叱っても相手の怒りの感情に付き合ってもやめる事はありません。逆に「注目を集める」目的を達成させている事になります。この場合話しを聞く事や相手の女性の日常的な事に着目して声かけをする事を行うと改善されていきます。会えば喧嘩するような関係の2人の場合はこの段階にあると言えます。
3. 権力を握る
注目を集める目的の為に不適切な行動を行う女性に対し、その行動を押さえつけたり、無視していくと、エスカレートし、権力闘争を仕掛けてきます。大人の男女の関係でこの段階になる事も少ないのですが、自分の方が相手よりも優れているとマウントを取る行動もここに含まれていると感じています。同じ土俵に上がらず冷静に話し合う環境を作っていく事が大事になります。
4. 復讐をする
権力闘争を力で押さえつけると次は復讐をするために行動します。見える所見えない所に限らず足を引っ張ってくる状態です。本質的な解決は当人同士では難しい段階になり、第三者を挟み関係を改善する段階です。陰口を言いあなたの足を引っ張る人は権力闘争であなたに勝てず復習の段階に入っていると考える事もできます。
5. 失望させる
最終的には失望させる行動を取ります。恋愛では〇ぬとか表現の時もあります。音信不通の引きこもりになる時もあります。
これが不適切な行動の5段階になります。
①好きな相手に認めて欲しい事が目的の行動
②好きな相手に気にかけて欲しい行動
③自分の方が優れているとマウントを取る
④一緒にいれないなら傷つけようと考える思考
⑤好きなのに相手を失望させる行動
好きな女の子に認めて欲しい気持ちが叶わなくなり、好きな女の子の気を引くような行動を取り始め、そこでも目的が叶わなければ自分の方が優れているとアピールをする。それでも自分の方向を見ないのであれば逆に傷つけようとする。最終的には相手を失望させる。
このような流れですね。
①と②の段階では「かまってちゃん」と解釈する事もできますが、③④⑤になると相手に対しての攻撃でありその度合いも高くなっていきます。
①の段階でもアドラーの心理学では不適切な行動ですが①や②に関しては好きな相手に当たり前な事として行っている人が多いです。このような日常的な事から不適切な段階を登っていく事に繋がります。
自分に対しては適切な行動が出来ているだろうか?
相手に対しては不適切な行動への正しい対応
このような視点を持ち自分に取り入れていく事で適切な関係を作っていく事ができます。
不適切な段階の中にも壁がある
恋愛経験を元に不適切な段階を考えると①②の段階と③④⑤の段階では明らかに質が変わってくと感じています。
自分軸の「かまってちゃん」から相手軸の「攻撃」に変更している壁が②と③の間にあります。
様々な男性・女性と関わっていると②から③への移行には壁があり②の段階でとどまる人が多いです。
しかし、③に進んでしまった段階から一気に関係性が変わる印象を持っています。
段階的不適切な行動は進んでいくのですが②と③の間に壁がある事により実際の恋愛では状況により①~②を行ったり来たりする。
②の壁を越えてしまった人は状況により③~⓹を行ったり来たりする。また①~②も顔を出してくる。
このような形になっています。
アドラーの心理学では不適切な段階に入っている①と②も現実の恋愛の場面では多くあります。付き合ってる付き合ってないに関係なく起こる事です。しかし、いつ壁を越えていくかはわかりませんし越える可能性は秘めています。あなたが越えるか、相手が越えるか、人付き合いでは両方の可能性があります。自分にも相手の対応にも注意して恋愛を進めていきましょう。
不適切な行動は依存に繋がる
恋愛で「相手を依存させたい」「沼らせたい」と考える人もいてます。
実際に世の中には「メンヘラ製造機」と呼ばれている人達もいます。
この不適切な行動の②から③の壁を越える人達は「メンヘラ製造機」になる可能性を多いに秘めています。
世間では「モラハラ」や等と表現される事になりますが、メンヘラを作る1つの要因になります。
例えば壁を越え③~⓹の行動をしている人がいます。
「恐怖心」と「心配」が常に頭の中にある関係になります。そこに①や②の行動が織り交ざってくるとどうでしょう?
「可愛くみえる」「頼ってくれている」「自分を必要とされている」このような感情をより強く感じます。
恋愛では感情を動かす事が必要と言われていますが、完全に感情を動かす事ができます。
この先には③~⓹の対応をされても「出来ていない自分が悪い」と解釈するようになります。
その時の目的に応じた事をくれないと様々な不適切な行動を示してきます。
このような対応の場合にどちら側にいるかにより「メンヘラになるのか」「メンヘラ製造機」になるのかが変わってきます。
大人には「逃げる」選択肢もありますので、このような事を仕掛けてくる女性からは逃げる事も視野にいれて下さい。
そして、アドラーの心理学の考え方を自分にインストールしているとこのような女性にも適切な対応を取っていく事ができます。
アドラー心理学を用いて女性の悩みを受けるとどうなるのか?
ここまでにアドラー心理学の基本的な部分を読んでいただきました。
この考えを用いて女性からの恋愛相談に乗るとどんな対応になっていくのか?
ここからはアドラーの心理学を元に、自分の経験の内容も増えてきますのでご了承下さい。
ハイレベルな女性なのに自分には魅力がないと思っている。
このような相談をされた時どう対応しますか?一般的には「そんな事ないよ。十分魅力的な女性だと思うよ」このような客観的事実を根拠に相談に乗りませんか?しかしアドラーの心理学を用いると客観的な視点ではなく、女性の「主観」を大事にし「そうなんだね」「そこが苦しいんだね」と共感し寄り添っていきます。
ここでも原因論と目的論の違いが出てきます。
- 原因論→なぜ人は悩むのか?
- 目的論→どうすれば悩みを解決できるのか?
ここに違いが出てきます。
普段から女の子の悩みは解決しなければいけない。そして解決するのは現実的な解決ではなく、感情を解決するのだ!と日頃から言っていますが、女の子の感情を解決する為の相談の受け方はこのような形になります。
具体的には以下の記事をご覧下さい
女性の悩み相談は心を掴むチャンスになります。この記事でのアドラーの心理学を用いて感情を解決していきましょう。
「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」が僕たちを悩ませる
先程書いていた内容になるのですが、ここを当てはめるとわかりやすいと思います。
客観的に魅力的な女性であっても主観の解釈が魅力的だと思えていない。悩みの質はここになります。
この悩みの形を知った時に客観的な事実では悩みを解決する事が出来ず、主観的な解釈を受け入れる事やそこに寄り添う事、主観的な解釈が変わった時に悩みは解決されていきます。
そして自己受容が出来ていないとも言う事ができます。自己肯定感が低いとかも言われたりしますが、ここの部分が足りていない女の子だとも言えます。
アドラーの心理学では褒めてはいけない
アドラーの心理学では「褒めてはいけない」と言われています。
怒ってはいけないはわかりますが、怒っても褒めてもいけないのです。
褒める事と怒る事を同レベルで否定しているのがアドラーです。
面白いと思いませんか?
①褒めてはダメな理由その1
そもそもの話しなのですが、褒める事は「上から下に行う行為」なのです。表現を悪くすると「見下す行為」がそこにはあります。相手を評価している事が「褒める」の本質になります。
②褒めてはダメな理由その2
褒められて育つと自分で自分の価値を見出せなくなります。褒めてもらう事を願うようになり、認められたい気持ち、承認欲求が強くなっていきます。自分の価値を褒めてくれる相手から得る感覚になっていきます。
アメとムチでマインドコントロール
このような事を聞いた事はありませんか?アメとムチを使う事で人の心を掴み動かしていく手法になります。
先程書いた内容を読んでいただけると、勘の良い人は気付くと思います。
決して悪用はしないで下さい。
支配欲の強い男は女性を自立できなくさせます。
支配欲の強い上司は部下に自立をできなくさせます。
彼らは自立され自分の元から離れていく事を怖れています。
その為にアメとムチを使い依存心を高めていきます。
人心掌握とも言える手法にはなるのですが、恋愛でも彼女の依存度を高めるのであればアメとムチです。
ムチに関してはなんとなく伝わると思うのでここでは割愛しますが、アメの使用に対してに関しての内容を中心に書いていきます。
アメ=褒めると表現します。
人間は褒められると喜ぶ生き物です。しかし「褒める」の本質には上下関係があり、褒める事を続けるだけで人間関係の上下が出来上がります。そして褒められる事を求めて行動をするようになっていきます。そして自分の価値を自分で決める事が出来ない形に進んでいき、その価値を決定するのは褒めている側が持つ事になります。格上感とか言われていますが実は褒める事だけでも作る事が出来ていくのが格上感です。褒める事を繰り返していくと自分の価値の決定も正解も不正解も褒めている側に依存する形になっていきます。
基本的な考えや感覚をこのような事で持つ事によりムチが響きます。ちゃんとできない自分が悪いんだ。このような思考の元、自己受容も出来なくなり、依存する。沼る現状が現れてくる事になります。
褒める言葉ではなく
- ありがとう
- 助かった
このような言葉を使う方が相手は「貢献感」を持つ事が出来るので、こちらの言葉を使う方が健全な関係を作る事ができます。
ここで書いている「褒める」に関しては子育てで言われている内容ですが、恋愛で対象が女性になったとしても同じ事です。
恋愛では女性の課題と自分の課題を分けた方がいい理由
恋愛では課題の分離は必ず行う方がいいです。
- 課題の分離が出来ていないとそもそもモテない
- 気付かない間に自分が相手に依存してしまう
- 女性の精神的影響を受けてしまう
大きな理由はこの3点になります。
課題の分離が出来ていないと、女性の事で振り回されてしまう事になります。悩んでいる女性を見て「自分がなんとかしてあげよう」と間違ったコミュニケーションを取ってしまい、必要以上にサンクコストがかかり、非モテコミットに走ってしまう。相手の事が大好きであればあるほど、相手の課題と自分の課題を分離して正しいコミュニケーションを取るようにしましょう。その方が冷静に物事を判断でき良好な関係を作る事ができます。
またサンクコストがかかる事は依存を意味します。これが知らない間に訪れるので注意が必要です。サンクコストがかかってしまっている状態ではまともな判断が出来ずに、どんどん相手の女性に沼っていく事になります。
女性の精神性の影響を受けやすくなるのも理由に上がります。精神性の影響は多くの女性を口説いている男性に程あらわれてきます。口説いている女性の中にはメンヘラも多くいますし、「感情的」「躁鬱気質」「単面的思考」「他責思考」「刹那的思考」思考が「女性的」になっていきます。男がこの思考の特性を持った時、「今の」恋愛では上手くいくかもしれませんが、人生単位で見た時はどうでしょう?また多くの女性と関わり「その感覚わかる」から自分に「インストール」されるまでに発展するとどうでしょう?モテなくなりますよね。
人はマイナスな影響程受けやすい生き物
人間誰しも「弱く」「流されやすい」生き物です。
成功するのは難しくても堕落するのは簡単にできます。そもそもがマイナスな方向に進んでいきたい生き物です。
テスト勉強頑張ろうとしても友達が遊んでいると勉強よりも遊びたい気持ちが出てきますよね?
これは行動レベルの話しなので、少し違うと感じるかもしれませんがそんな事はありません。
精神的な所で見ても「病んでいる人」「後ろ向きな人」このような人と関わり続けていると疲れませんか?
女性と関わる事でこのように「心が疲れる」事が起きてきます。また相手が魅力的な素敵な女性であれば、先ほど書いているようにサンクコストがかかり依存してしまう事もあります。
マイナスな精神的影響を受けない為にも課題を分離して関わる事が必要になってきます。
共感能力が高い程この傾向は強くなる
恋愛と言いますか人と関わる時に「共感力」は大事な力になります。
ただし、共感性が高い男性程、相手の精神性の影響を受けやすくなります。
- もっとこの子を知りたい
- 感情に寄り添わないといけないんだ
このような事を考え女性と向き合う事は悪い事ではありませんが、本質的には少し違います。
人間は「良い」「悪い」で物事を考える修正がありますが、本当にそうなのでしょうか?
この場合、相手の気持ちを理解しようとする共感性の高さは一般的に「良い」とされます。しかし、自分の精神性がマイナスの要素を受ける視点では「悪い」と一般的には判断されます。
共感に限らず完璧にプラスしかない物事はありません。マイナス部分も感じて「これは適切な方法だけど、こんなデメリットもあるな!だからデメリットを回避するためにこのポイントに注意しよう」このような思考を持ち恋愛に取り組む事が様々な場面で必要になります。
共感性が高い事は悪い事ではありませんが大事な事はその使い方にもあります。
相手の課題と自分の課題を分離して女性と関わるようにしましょう。
心理学は自分の為に自分を知る為に使おう
ここまでにアドラーの心理学の考え方を書いてきました。
所々に恋愛の要素を絡めて書いた来たので難しい話しも親近感が湧く部分もあったのではないでしょうか?中にはブラック心理学のような使い方も書きました。しかし心理学を恋愛に取り入れる本質は相手に対して使うものではなく、自分の変化の為に使うものです。
自分の人生をより豊かに、より生きやすくする目的で使って欲しいなと思います。
心理学を恋愛に取り入れると自分のマインドを作り上げる基礎や参考になり、そのマインドが魅力的な男へと変身していきます。
本質を知り、本質から変えていき素敵な恋愛に繋げて下さい。
心理学は本質を知る事が出来る学問ですので、使い方を間違えれば相手の人生に深く影響を与えます。
その危険性を知り学ぶ事でより魅力的な男に成長していけます。
アドラーの心理学に興味がある方は様々な書籍がありますので、読んでみて下さい。
ノビなお恋愛講座
ここに書かれている事を活かした恋愛をマスターしたいのであれば、1回の通話や講座では学ぶ事はできません。
時間がかかる事ですし、コンサルのような時間がある状態でないとお伝え出来ません。
通話で行うにも何回も通話を重ねる必要がありますので、コンサルを受けて頂く方が金銭面的にも良いと思います。
自己改善の最短コースにもなりますので、心理学を活かした恋愛をインストールしたい人はコンサルをご検討頂ければと思います。

恋愛コンサル
2人の恋愛観・思考をフィードバックする完全個別コンサル
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